5段タワーや7段ピラミッド!?組体操の事故が多いらしい。
運動会の花形といえば組体操。
そういった学校もたくさんあるんじゃないかと思います。
でもこの組体操、事故が絶えないようで
いまいろいろと物議をかもしてします。
神戸市では事故多発
先日、神戸市教育委員会が組体操の事故について発表しました。
2019年度秋に運動会・体育大会で行う
組体操の練習中に転倒するなどし、
病院を受診した神戸市立の小中学校の児童・生徒は
合計51人だったと発表した。
そのうちの6人は骨折しているとのこと。
少し前の8月末に神戸市の市長さんが
「やめる勇気を。」と発信していたのですが
強行したようですね。
自主的に中止したのは20校だったようです。
ちなみに神戸市でこの秋に
運動会や体育大会を行った小・中学校は
全部で168校。
そのうち組体操を行ったのは92校。
多いとみるのか少ないとみるのかはなんともですが
中止要請したわりには
実施した学校が多いと感じるのは
私だけでしょうか。
過去には死亡例も
私も小学校中学校で組体操ありました。
ただそこまで高いタワーとかピラミッドはありませんでした。
たしかタワーもピラミッドも3段とか4段とか
そんなレベルだったように記憶しています。
それでも練習中に落ちかけたり、実際に落ちて
しりもちついたりというのはありました。
そこまで大きなケガは周りではなかったのですが、
でも全国で今までに結構な事故はあったようですね。
Wikipediaに載っている記述によりますと、
1969年から2014年度の46年の間に
延べ9人の死亡事故と92人の後遺障害が
確認されているとのこと。
これまで死亡例がないとか擦り傷レベルのケガならともかく
死亡例に後遺障害が何度もあったにも関わらず
過去から学べないのでしょうか。
それともうちは大丈夫という根拠のない自信でしょうか。
たしかに事故はほんの一部です。
でもそれはいつ誰が巻き込まれるかはわからないわけです。
小柄な子も大柄な子も大変!
組体操ってある程度体格で
土台になる子、上になる子を決めるかと思います。
筋力とかあまり考慮されてないように感じます。
身長と体重のバランスがいい子はそんなに問題ありませんが、
そうじゃないとなかなか大変。
私の経験ですが、
私が小学生の頃の体形は
背は平均よりも高め、
体重は平均よりも少なめという
ガリガリ体形。
当時身長150㎝台後半で体重は30㎏台半ば。
ピラミッドは身長の関係で土台へ。
でも体重が軽いので安定感に不安が。
私のすぐ上に乗る子はめっちゃ怖がっていた記憶があります。
たぶん彼女と体重は同じか
もしかしたら私の方が少なかったかもです。
逆に2段タワー(土台2人の上に乗って立ち上がるもの)は
体格の関係上、私は上に乗りました。
小雨の中練習してて一度足をすべらせて落ちました。
幸い尻もちをついたレベルでケガはありませんでした。
でもあれですらかなり怖くて、
ちょっとの間立ち上がるの怖かったのに
それ以上大きいのって考えただけでも恐ろしいです。
たしかに私の時は自分も含め
同級生に大きなケガなどもなかったです。
でもそれはあくまで結果論。
先生方がついてはくれていましたが、
仮に子供が落ちた場合、先生も子供の下敷きになって
重傷になる可能性も捨てきれないのに
そこまでしてやるのって何かあるのかな?という気がしてなりません。
見てて感動するからという理由で
辞めないでという話もあるようですが、
それ言っている方は責任とれるのでしょうか。
なんでも危険はつきものだけど…
何をするにも100%安全なものなんてありません。
それは間違いないと思います。
家の中が安全といっても火事とか地震とか
そういったこともあるわけです。
でもあえて巨大ピラミッドとかタワーとか
ちょっとしたミスが大事になりかねないものに
挑む理由なんてないと私は思います。
達成感とか一体感って他のものでもできるはず。
体育大会でなら別にダンスでもいいはず。
例えば簡単なダンスでも
それが一糸乱れず動きが合っていたら…
達成感も一体感も得られるはず。
みんながやりたい!やる気ある!
というクラブ活動や習い事と違い
義務教育の学校でやる組体操って
それぞれ運動能力にも差があるのに
無理やりさせるのってどうなのかなと思います。
義務教育で基本は拒否権はないでしょうから、
そんな無茶させなくてもと感じます。
さいごに
とにかく言いたいのは、過去から学ぼうよ!ということです。
昭和の頃から死亡例があるにも関わらず、
なぜそこまでしてするのかが理解できないです。
感動できるものは組体操だけでなく
他にもたくさんあります。
とにかく無茶なことをしないように願うばかりです。