溶連菌は大人でも。潜伏期間や検査方法などまとめました。
以前、立て続けに娘2人が溶連菌感染症になりました。
それまで聞いたことがなかったこの病気。
一体どういうものなのか?と思い、いろいろと調べてみました!
どのような症状が出て、どのような治療をするのか、大人にも感染するのかなどをまとめました。
更に、この病気では尿検査が必須です。
オムツの子の検査のしかたなども書いています。
お役に立てればうれしいです。
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溶連菌感染症とは?
正式名称はA群β溶血性連鎖球菌です。
主にのどに感染し、咽頭炎・扁桃炎といった病気を引き起こします。
代表的な症状は発熱(38℃~39℃)、のどの痛み。
幼児や低学年の子供がよくかかりますが、3歳未満はあまり熱が高くならないこともあるそうです。
体に小さい赤い発疹が出たり、舌がイチゴのようなブツブツ(イチゴ舌)ができることがあります。
ちなみにわが家の場合、長女も次女も発疹やイチゴ舌は見られませんでした。
また溶連菌感染症は合併症があります。
それは心臓の弁膜に障害を起こすことがあるリウマチ熱や、急性球体腎炎という腎臓の病気です。
潜伏期間は2~5日ほど。
流行期間は春から夏と、冬の年に2回です。
溶連菌感染症は繰り返しかかることもあります。
うちの長女はもう3度ほどかかっています…。
これは同じ溶連菌でも20種類以上存在し、また違う種類の溶連菌に感染してしまうためです。
そして兄弟姉妹間でかかることも多いです。
うちも1度姉妹でかかりました。
更に大人が感染することもあります。
私は娘たちの看病の間ずっとマスクをしていたせいか、幸いにもかからずにすみました。
娘のお友達の家で子供から両親にうつって大変だったというお話を聞きました。
場合によっては一家全員感染とかもあるそうですよ。
ただ比較的、大人の方が症状は軽い場合が多いそうです。
飛沫感染・経口感染・接触感染することが多いので、マスクをしたり溶連菌に感染した子と同じ食器を使わないようにするなどして予防することが大事です。
溶連菌の検査や治療法
検査方法は?
のどの奥を綿棒でこすって検査をします。
だいたい5~10分ほどで結果が出ます。
治療方法
抗菌薬を飲み続けることがとても大事です!
薬を飲み始めると普通は2~3日ほどで熱が下がってきます。
もし下がってこない場合は薬が効いていない可能性があるので、もう一度病院にいきましょう。
この抗菌薬は先生の指示どおり、しっかり最後まで飲みましょう!
だいたい10日間ほど処方されます。
きちんと最後まで飲まないと合併症を引き起こしてしまうこともあるので、症状が落ち着いても忘れずに飲み続けて下さい。
お風呂や食べられるものは?
お風呂は熱が下がれば、長湯を避ければ大丈夫と言われました。
食べるものに関しては、のどが痛いので喉に刺激があるものは避け、脱水にならないように水分補給をきちんとするように指示されました。
溶連菌感染症の後は尿検査が必要!
溶連菌感染症になった場合、それから約3週間~1ヶ月後に腎臓に異常がないか確認するため、尿検査があります。
朝一番のものを持ってきてくださいとのことでした。
長女はトイレでできるので特に問題なし。
前の日に「明日はおしっこの検査をするからね〜。どんな風にするか練習だけしようね。」
と言って、実際にトイレで紙コップを持って予行練習しました。
そして当日も問題なくできました。
オムツの子の尿検査の方法
問題はまだオムツの次女です。
これは病院の先生に教えられた方法に、私がアレンジを加えたものです。
①前の晩にポケットティッシュのビニールケースを切り開いて、これにティッシュを1枚入れます。
これを2つ準備します。
ビニールケースでオムツの吸収体におしっこが吸収されるのを防ぎます。
(ビニールケース以外にも何かしらおしっこがオムツに吸収されないようにできるものであれば、それでもOK)
②朝、子供が起きる直前に①をオムツの前後に仕込みます。
前だけ、後ろだけと試したことがありますが、どちらか一方だけにするとうまくいきませんでした…。
③子供が起きてきて、しばらくしてからオムツをチェックし、オムツから②で仕込んだものを取り出します。
④③で取り出したものを紙コップにしぼり、検査用のボトルに入れる
という感じにしました。
もしあるなら、ティッシュの代わりにガーゼでもいいと思います。
そのほうが絞りやすいです。
私は2~3日ほど予行練習をしました。
意外にビニールケースがズレてティッシュがカラカラなんてこともありました。
練習の日でよかった~とホッとしました(笑)。
ラップも以前試してみましたが、眠っている間にズレてしまうようで、うまくいきませんでした。
まとめ
・溶連菌の症状は主にのどの痛みと高熱。
・兄弟姉妹間でうつることが多く、大人が感染することも。
・先生の指示どおり、きちんと最後まで抗菌薬を飲むことが合併症予防のため、大事です。
・溶連菌感染症にかかった後は、尿検査を受けましょう。
オムツの子の場合は少し工夫は必要です。